若冲の国内の名作が東北へやって来る!「国内賛助出品作品」

ジョー・プライスさんと悦子夫人の厚意でふたたび「プライスコレクション」は海を越えて日本に里帰りしました。それは未曾有(みぞう)の災害に見舞われた東日本の被災地の皆様の心を少しでも慰めたいという一念から始まり、そこに多くの人々の賛同と善意が結集して実現しました。
夫妻は尊敬する美術史家で長年親交のある辻惟雄氏(東京大学名誉教授、MIHO MUSEUM 館長)へ震災後すぐに連絡され、辻氏の東北大学での教え子がいる仙台市博物館へ展覧会開催の打診がありました。被災三県での開催がまたたく間に計画されることになる一方で、プライス夫妻は、国立の博物館や美術館を回り始めました。各館の館長に会って、このたびのプライスコレクション里帰り展の趣旨を説明し、賛助作品の出品を依頼したのです。監修を引き受けられた辻氏が館長をお務めのMIHO MUSEUM からも伊藤若冲の《ゾウとクジラの呼び交わし》が賛助出品されることになりました。他に宮内庁三の丸尚蔵館、宮内庁正倉院事務所からも出品していただくことになりました。各所蔵機関から東北地方への応援の気持ちをこめて出品される作品を、プライスコレクションの作品とともに展示します。